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SEND - 宗教裁判と自由市場の巻
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引き続きSENDで撮った写真。高速回転してる被写体の写真は難しい。。


1つ前の記事で、SENDのことをお祭りと書きましたが、元々は9世紀から年に数回定期的に開催された宗教裁判だったそうです。教会に反抗的とか悪魔に憑かれたとかという理由で、たとえそれが噂や流言でしかなかろうが、ばんばん断罪していったヨーロッパ中世の象徴とも言える催し物だったそうで、今のSENDからは想像もできません。
ただ、ミュンスターで行われてた宗教裁判が他の街と違ったのは、裁判が始まるとその周りに人が集まり、やがて市場ができ、さらにそこの商人はその時だけ自由な商売が許されていた点で、SENDが始まるとミュンスターの周辺から人々が買い付けに押し寄せたそうです。
とまあ、ここまではいいんですが、中世の歴史で怖いのは極端な話しで、このSENDの商売の自由を侵したものは死刑(!)。今でも血塗りの刀がSENDの象徴なんだそうです。

ちょっとした小話だけど、どこであれ地域の歴史は面白い。最近は私ももう少し勉強して、将来は司馬遼太郎先生の様になろうと思ってる次第です。(爆)

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被写体ぶれは、未来のシューマッハ!!(笑)


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by tkhshmghk21 | 2007-06-25 06:27 | ミュンスター
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